原因について




首の痛みを主な症状とする疾患に頚椎ヘルニアがあります。頚椎には人間の身体にとって非常に重要な神経が多く通っているため、頚椎ヘルニアにより、神経が圧迫されると、体の様々な部分に影響を及ぼしていきます。

では、この頚椎ヘルニアの原因は一体何なのでしょうか?まず、加齢による影響が挙げられます。そのため、高齢者における発症率が非常に高くなっていると言われています。

首の骨と骨との間には椎間板と呼ばれるクッションの役割をしている部位があるのですが、この椎間板が老化によって、その弾力性や強度を失っていくと、荷重を受け切れずに中にある髄核が飛び出し、ヘルニアの状態となってしまいます。

このように老化による椎間板の変性と、それに加え大きな衝撃の有無が考えられます。若い頃は問題なく受け止めることが出来ても、歳をとることで、同じ荷重でも大きな負担となってしまうのです。

これを防ぐにはやはり、頚椎周りの筋力を強化する必要があります。しかし、高齢の方が首周りの筋トレをやると言っても、なかなか難しいものがあります。ここでは、高齢者の方でも簡単に首を鍛えることが出来る運動をお伝えしたいと思います。

まず、通常のタオルより少し長めのものを用意していただき、頭のおでこに巻き、ハチマキをするような形を取ります。そして、タオルの先端を持ちながら、上下左右に首を倒します。

その際に、首を倒す側とは反対に傾ける時、タオルで負荷をかけていきます。この運動であれば、高齢者の方でもそれほど首に負荷がかかることなく、ご自分のペースで行えるので、お薦めの体操です。

また、ここまで高齢者に多いという特徴をお伝えしていきましたが、実は最近では若い世代においても頚椎ヘルニアのリスクが高まっています。

何故、若い世代にもリスクが高まっているかというと、現代の生活スタイルが関係しています。最近はパソコンや家庭用ゲーム機などの普及に伴い、若い頃から運動をあまりせずに、机に向かい画面を長時間見ている時間が増えています。

また、仕事においてもパソコンを用いたデスクワークの比率も増えており、全体的に運動不足になりがちです。さらに画面に向かう姿勢の悪さが病気の発症のリスクに拍車をかける形で作用しているのです。

前かがみで長時間の作業は本当に体の負担になっていますので、出来るだけ適度に体を動かし、適切な姿勢を心掛けるようにしてください。

また、少しでも違和感があれば医者の診断を仰ぎ、出来るだけ早い治療をすることが改善の早道となってきます。

頚椎ヘルニアを改善する中川式治療法