頚椎症について

頚椎症とは、首の椎体の後ろ側と椎間板が接しているところに軟骨ができて、脊髄や神経根などを圧迫する病気です。またほとんどは50歳以降の方に発症します。また外傷が原因となる例も多くあります。

主な症状は、まず急性の症状が出ることはなく、頚部の圧迫痛感があり、また徐々に上肢、下肢にも同様の症状が現れます。頚部では、首や肩の筋肉が緊張して固まることで起こる肩凝りや圧迫痛、首を前にもたれたり後ろに反った場合に痛みが生じます。

上肢では、脱力、疲労感や手足の感覚がにぶったり、冷え症などを感じることもあります。とくに手先で事を済ます場合、字を書いたり道具を掴む場合の動作がしずらくなったり、時間がかかってしまうことが多くなります。

第五椎間板による圧迫が起こっている場合は親指、第六椎間板の場合は中指、第七椎間板の場合は小指、というように、椎間板の種類によって反応する部位が確定します。

頚椎症が進行して脊髄にも圧迫が起こるようになると、下肢の症状が現れてきます。主なものは、歩行障害や便秘、排尿障害などですが、椎骨の変形によって頭蓋内へ通っている動脈が圧迫されると、首をかたむけるだけで血行障害が起こって、めまいなどの感覚障害を引き起こすこともあります。

この病気の治療では、保存療法と外科手術による療法があります。保存療法では、まず生活時の姿勢などが重要になってきます。寝るときには枕の高さに気をつけ、軽い前屈姿勢で寝るのが最適です。

また薬物療法では、非ステロイド性の消炎剤や筋弛緩薬などが多く用いられ、痛みが特に強いときには固定カラーを装着します。温熱や牽引、低周波治療やレーザー治療などもあります。これらの保存療法は出来るだけ早期に行うのが理想です。

神経の圧迫が強くなってくると、手術を検討します。手術のリスクは低いですが、早期の決断が何よりも大切になってきます。

頚椎症を解消する中川式治療法