むち打ち治療について

むち打ちで大切なのは、しっかりと精密検査を受けなければならないことです。交通事故などが原因でむち打ちになる場合がほとんどですが、実際、その直後は大した症状が出なくて、湿布などを貼っておけば平気、という場合は多くあります。

しかし、最も怖いのは、時間の経過とともに、過激な症状が出てしまうというものです。まず、むち打ちになったら、病院でMRIなどの精密撮影を行って、頚部の異常を的確に判断してもらうことが大切です。

例えば、なかなか症状が治らないという場合、脳脊髄液減少症という病気が疑われます。これは、追突した際に脳から脊髄の中に流れる髄液が漏れてしまって、様々な症状が出る病気です。

また、脳脊髄液減少症はむち打ちとは全く違う病気ですので、整形外科よりも専門医のある脳外科での診断が必要になります。このような脳の病気が起こる可能性が高いにも関わらず、レントゲンを撮っただけで異常ありません、というような処置で終わらせてしまう病院は多くあります。

また、病院で診察を受けても、レントゲン後は痛み止めを渡され、後は帰宅、というようなことにだけはならないようにしなければなりません。むち打ちは早期の対処がとても大切ですので、そのような対応しかしてくれない、病院はすぐに変える必要があります。

整形外科の他には、接骨院などでよく用いられる、超音波療法があります。超音波は機械的な振動を利用して、直接的に生体に伝わり、熱エネルギーへと変換されるため、より深部にまで作用するというメリットがあります。

また、高度なテーピング技術を利用する方もいらっしゃいます。むち打ちにより、損傷した部位の関節や筋肉などの負担を軽減させるためにカラーを装着する場合は多いですが、頭部を支持している筋肉や損傷筋などに効果的にテーピングすることで、より早い、むち打ちの改善をもくろむことが可能です。

むち打ちでは、枕も大切な道具です。枕についての知識をより深めて、効果的な枕を選ぶことができるようになれば、一日の約1/3の時間は頚椎にかかる負担を軽減できるということになります。

むち打ち症を解消する治療法