自然治癒について




頚椎椎間板ヘルニアの治療法には、大きく分けて二種類あります。保存的療法は、手術以外のすべての治療方法を指します。頚椎椎間板ヘルニアは、症状として、手足のしびれや頚部痛、しびれが原因となる握力の低下などがあります。

日常生活に支障が出る可能性が高い症状もありますので、出来れば完治させたいところです。その治療法に関してなのですが、実は近年、頚椎椎間板ヘルニアの「自然治癒」に注目が集まっているのをご存知でしょうか。

「頚椎椎間板ヘルニア」と聞いて、みなさんなんとなくイメージされるのは、「長い期間痛みに悩まされる・・・、激しい痛みが急に出る」といったものかと思います。

もちろん、頚椎椎間板ヘルニアの症状が重い場合には、手術といった方法も取らなければならないケースも存在します。

しかし、近年の調査で半月で約25パーセント、1ヶ月で約50パーセント、3ヶ月で約80パーセントが自然治癒したという結果が出ています。そのため、多くの場合、頚椎椎間板ヘルニアには完治が期待できるということになります。

しかし、治癒率は先に述べたとおりかなりのものとなっていますが、再発のリスクも存在することを忘れてはいけません。再発率は、40~80パーセント程度と考えられています。

頚椎椎間板ヘルニアの再発を防ぐには首周りの筋力強化と体のアンバランスを矯正する必要があります。何故、首周りの筋力強化を行う必要があるかと言いますと、人間の頭は体重の5%程あると言われています。

この重い頭を常に支えているのは頚椎です。起きている間は常に頚椎に負担をかけていることになります。

首周りの筋力がしっかりとしている人は特に問題ありませんが、首周りの筋力が弱い人は頭の重さを首が支えきれず、椎間板に悪影響を与えてしまいます。これが、椎間板にかかる縦のストレスと言います。

その他にも、外傷性の事故などに起きる、反るストレスがあります。これは、交通事故やスポーツなど首を激しく反ってしまったときにかかるものです。

このように筋力がしっかりとしていれば、首に多少負担がかかっても問題はありませんが、筋力が弱いとその負担が椎間板にかかり、頚椎椎間板ヘルニアになってしまうのです。

ですので、頚椎椎間板ヘルニアの予防や再発を防ぐためには、首周りの筋力強化が必須になってくるのです。そして、次に首周りの筋力強化と同時に体のアンバランスを整えなくてはなりません。

人は理想の背骨のカーブとして、S字カーブを描きます。このS字カーブは土台である足のバランスや筋力が弱ることにより、徐々に保てなくなります。そうしますと、積み木の原理と一緒で土台のバランスが崩れると、上部は無理な姿勢でバランスを保とうとします。

このように体のアンバランスも、頚椎椎間板ヘルニアになってしまう一つの原因なのです。ですので、頚椎椎間板ヘルニアを改善させるには、首周りの筋力強化、体のアンバランスを整えることがとても大事なのです。

それでも、3ヶ月を過ぎても再発が続く、症状に改善が見られない場合は、別の方法を選択する必要性が出てくる可能性があります。

その場合、早急に医師の診察を受けましょう。その後、保存的治療を行なっても症状に改善が見られない場合や、痛みが激しい場合、手足に麻痺が発生した場合など、症状が重篤であると判断されたときには、手術が選択される場合もあります。

ですが、頚椎椎間板ヘルニアの手術は大変大きなリスクがありますので、出来るだけ手術をしないで、自然治癒させていくことが望ましいと言えます。

頚椎ヘルニアを改善する中川式治療法